海外だけでなく、日本国内でもユーザー数が大きく伸び、個人での活用だけでなく企業のマーケティング担当者が最も注目しているSNSがInstagram(インスタグラム)です。
今回は、どのようにマーティングに取り入れたらよいのか、アカウントの作成・運用方法やどのようなBtoB向けサービスを行なっているかなどの事例を踏まえそのポイントを案内していきます。
目次
Instagramの企業アカウント開設方法
Instagramの企業アカウントを開設するのも個人のアカウント登録手順と同じなので特に難しいことはなく、集客効果を期待し導入している企業も多く存在し、中にはInstagramと絡めながら上手くコンテンツ マーケティングを実施している企業もあります。
しかし、ビジネスで利用する場合は個人のアカウントとは切り離して運用した方が良く複数アカウントを利用されている企業などもあります。
登録方法は、
- Instagramアプリを開いて画面に従いアカウントを登録する
- プロフィールを設定する
- 企業用のFacebook、Twitterと連携させる
- 投稿を開始
また、Instagramでは2014年の12月から、芸能人や著名人、人気ブランドなどのアカウントに、SPAM対策として本物であることを証明する認証バッジをつけるようになりました。
認証バッジはInstagramが必要と判断し、本物と確認できたものに対してつけているのでリクエストすることはできません。
認証バッチがもらえる条件やメリット等については「インスタグラムの認証バッチ!その意味について調べてみました!」で詳しく書いてるので興味のある方は見てください。
では、具体的なアカウントの作成方法の流れを解説していきます。
①アプリのダウンロード
Instagramのアカウント開設には、初めにアプリをダウンロードします。
スマートフォン(スマホ)専用アプリなので、各端末にダウンロードします。
※現在ではPCでのアカウント作成も可能となっています。
②新規アカウント登録をする
個人アカウントの利用がなければ直接新規登録画面に進みますが、もし個人アカウントでも利用されている場合は、一度ログアウトすることで新規登録画面に切り替わりますのでログインではなく、新規登録を選択します。
新規登録画面で、メールアドレス、ユーザーネームを登録します。
制作時の注意点は、どこの企業アカウントかわかりやすいように、社名やブランド名などを入力し作るようにします。
次に、自分の名前、氏名と電話番号の入力画面が表示されます。どちらも任意なのでスキップをタップしても問題ありません。後からでも編集は可能です。
次の画面では連絡先を元に検索し、フォローする友達を見つける画面になりますが追加やシェアの必要がない場合は、こちらもスキップしても問題ありません。
ここまでで、アカウントの作成は完了です。画面に従い操作するだけなので特に難しいことはないが、ユーザーネームは一度設定すると変更ができないのでよく考えてから設定するようにしてください。
③プロフィールを編集する
企業アカウントでは特にプロフィール画面の設定は大切です。
InstagramはLINEやTwitterのtweet(ツイート)などとは違い投稿時にURLを載せ発信させることができません。
ですが、Instagramのプロフィール画面は唯一webサイトのリンクを貼れる部分なのでここを有効活用します。
企業の自社サイトへ誘導したい場合は、プロフィールページは目に留まる部分なので必ずURLを載せておくようにしましょう。
また、お店案内などで位置情報を載せたい場合は、投稿時に写真と一緒に載せることができます。
【補足】投稿時の写真の解像度
Instagramに投稿できる写真のサイズ(解像度))は、横幅最大1,080pxまでです。
横幅が1,080ピクセルだった場合、高さ566px~1,350pxの写真(アスペクト比は1.91:1~4:5)であれば元の画像ののまま投稿ができます。
横幅がこれより大きいなると自動的に、1,080pxまで縮小されます。
パソコンでInstagramを利用する方法
現在はアップデート(更新)によりPCでもInstagramの新規登録やアクセスができるようになっており、手順もスマホと同じ流れでアカウント登録ができます。
インスタグラムの公式ページからユーザーネームとパスワードを使いログインすることで、フィードが表示されさまざまな最新情報や投稿をチェックしたり、右上のオプションボタン(歯車アイコン)からプロフィールページを見たり、編集・管理することも可能です。
オプションメニューでは公開設定など細かい設定を行なうことが可能となっています。
Instagramが注目を浴びている理由
Instagramがなぜ利用価値があるのか、簡単に見ておきましょう。
Instagramは2010年のサービス開始時は、カメラアプリとしてそれほど普及しているわけではありませんでした、しかし2012年にFacebook社が買収し新しいプラットフォームを確立してからは、若者を中心に利用者数が増加、2019年現在では月間MAU(アクティブユーザー数)が7億人を超え1日に7000万~9000万以上の写真が投稿されているとも言われています。
人気のあるSNSも増えてはいますが、ユーザーはトレンドに応じ利用するものです。今現在、加速傾向にあるInstagramアカウントを作成し利用する価値は充分にあるのです。
特に企業は、プロモーション用にInstagramを活用することができるので、おすすめなツールとも言えます。
実際に様々な企業がInstagramを活用し始め、商品やブランドの認知に役立てています。
企業・業種別 Instagramを活用すべきかどうか
Instagramを活用しマーケティングに取り入れていく上で、向いている企業と不向きな企業があります。
Instagramは写真が主体のソーシャルメディアなので、写真というビジュアル面で相手に共感を得てもらう必要性があります。
その為、金融などの業種や写真では伝えきれないBtoB系のサービスなどは不向きと言えます。
逆に、写真1枚で「かわいい・キレイ・いいな・おいしそう」などと思わせることができる業種は向いていると言えます。
例えば、アパレル関連の業種や食品関連の業種、旅行、コスメ、消費財メーカーなどは非常に適していると言えます。
Instagram企業アカウント運用事例
Instagramは写真や動画の共有を目的としたソーシャルメディアなので、他にはないような個性的な運用をすることでフォロワー数も増えファンを獲得することができます。
どのような企業アカウントの運用事例があるか紹介していきます。
Lavie
LavieはInstagramを使いミニチュアを使うことで、ストーリー性のある投稿を実施。2019年現在で投稿数はまだ189件にも関わらず、フォロワー数が78千人。しかもフォロー数は0人と、いかにファンの心を掴んでいるのかがわかります。可愛らしく、クオリティの高い画像が多くのファン獲得に繋がったと言えます。
LAVIE City NEC PC LAVIEが贈るLAVIE Cityが第2部に突入。5年ぶりに留学生(ウィル)が帰ってきた街で新しい物語が始まります。
Lavie(@lavie_city )
NTTグループ
NTTグループはInstagramを使い、過去の電話機器などを紹介。懐かしさや物珍しい機器の写真に興味を示し反応するユーザーの様子を見ることができます。
NTTグループ(@nttgroup_official )
NIKE
NIKEの特徴は、投稿頻度が月6回ペースと非常に頻度が少ないにも関わらず、Instagramのフォロワー数はなんと70.1百万人。
動画による商品アプローチを非常に大切にし、フォロワー獲得へと繋げています。
NIKE(@nike
国内企業ランキング Instagramでのフォロワー数
2019年現在のInstagramでのフォロワー数が多い企業をランキングで紹介していきます。
BtoB向けサービスを行ってる会社などもありますので、どのように運営・投稿しているのか参考にして頂ければと思います。
名前 | フォロワー数 / 投稿数 | |
20位 | Harajuku Japan(@tokyofashion ) | 479,000人 / 投稿5,690件 |
19位 | KURASHIRU(@food.kurashiru ) | 483,000人 / 投稿1,189件 |
18位 | YamahaMotoGP(@yamahamotogp ) | 490,000人 / 投稿242件 | 17位 | 月刊EXILE_official(@exile_magazine ) | 491,000人 / 投稿1,117件 | 16位 | nigehaji_tbs(@nigehajigram ) | 495,000人 / 投稿226件 | 15位 | MUJI無印良品(@muji_global) | 500,000人 / 投稿450件 | 14位 | 北欧、暮らしの道具店(@hokuoh_kurashi ) | 510,000人 / 投稿4,009件 | 13位 | 櫻井美咲(@beautiful_bloom_ ) | 593,000人 / 投稿30件 | 12位 | VOGUE JAPAN(@voguejapan ) | 613,000人 / 2,941件 | 11位 | DELISH KITCHEN(@delishkitchen.tv) | 627,000人 / 投稿750件 | 10位 | toyotausa(@toyotausa ) | 657,000人 / 投稿1,659件 | 9位 | A BATHING APER OFFICIAL(@bape_japan ) | 723,000人 / 投稿5,620件 | 8位 | Comme des Garcons OFFICIAL(@commedesgarcons ) | 858,000人 / 投稿126件 | 7位 | TokyoDisneyResort(@tokyodisneyresort_official ) | 961,000人 / 投稿228件 | 6位 | Pokemon(@pokemon ) | 976,000人 / 投稿451件 | 5位 | テイストメイドジャパン(@tastemade_japan ) | 999,000人 / 投稿570件 | 4位 | Tasty Japan(@Tasty Japan ) | 1,200,000人 / 投稿251件 | 3位 | Honda(@Honda ) | 1,200,000人 / 投稿1,262件 | 2位 | Nissan(@nissan) | 1,300,000人 / 投稿2,110件 | 1位 | KENZO(@KENZO ) | 1,400,000人 / 投稿1,551件 |
まとめ
世界中でユーザー数を増やし、日本でも今一番勢いのあるSNS、Instagram。
Instagramの企業利用が増える中、アカウント開設から、コンテンツ企画・投稿・キャンペーン・レポート作成まで、企業のInstagram(インスタグラム)の活用・運用を支援するサービスからセミナーまで行なっている会社も存在するようになってきた現在。
Instagramに注目する企業が徐々に増えてきている今だからこそ、この波に乗り遅れる前に、企業アカウントを作成し、マーケティングやコンサルティングなどに役立ててみてはいかがでしょうか?