インスタグラムの複数投稿機能。パノラマ風画像など活用事例紹介

複数画像

ついに月間アクティブユーザー数7億人を達成したインスタグラム。24時間でコンテンツが自動消滅する「ストーリー機能」や、リアルタイムで動画を配信する「ライブ配信」など新しい機能を導入して常にユーザーを楽しませています。

インスタグラムは企業がマーケティングプラットフォームとして活用することの多いソーシャルメディアです。
スマートフォン

新機能が導入されることで企業が消費者にアプローチするチャンスが増加します。様々な角度からアプローチができるという点では、インスタグラムはマーケティングに適したプラットフォームです。

出典 : Instagram Blog:http://blog.instagram.com/post/160011713372/170426-700million

2017年2月、インスタグラムに新しく複数投稿機能が導入されました。この機能はいままで1回の投稿で1つの画像か動画しか添付できなかったインスタグラムの機能を大きく拡張する機能です。

今回は複数投稿機能の紹介と、実際に複数投稿機能を使ったマーケティング事例を紹介します。

複数投稿機能とは

複数投稿機能
複数投稿機能とは、その名のとおり1つのポストに複数の画像や動画を投稿できる機能。最大10つのコンテンツを添付できます。

複数のコンテンツが添付されたポストはカルーセル表示になり、左右にスワイプすることでコンテンツを次々表示します。

複数投稿機能で変わったこと

いままで1つの投稿物に1つの画像か動画しか投稿できなかったインスタグラムですが、複数投稿機能の導入でコンテンツの見せ方が大きく変わりました。

採用画像の増加

画像の増加
インスタグラムでは色味や角度にこだわって写真映えする、いわゆるフォトジェニックなコンテンツが好まれます。

フィード上に表示される画像もおしゃれな写真で埋め尽くしたいと感じるユーザーが多く、画像にこだわったアカウントがフォローされやすいです。

この傾向はインスタグラムをマーケティングに利用している企業にも影響を与えていて、インスタグラムで活動している企業やインフルエンサーは投稿する画像を厳選しているのです。

いままでは良い画像がいくつか候補に上がっても、投稿できる画像が1枚のため候補からさらに厳選する必要がありました。

フィード上に同じような写真や画像を何回も投稿してしまうとスパムのような印象を与えて、フォロワーが減ってしまう恐れがあるためです。

しかし複数投稿機能が導入されたことで、採用される画像が増加。

いままで載せたくてもボツにしていた画像を届けることが可能になり、様々な角度からアプローチできるようになりました。

説明の補完が可能に

複数投稿機能が導入されてから、画像と動画を1回の投稿でまとめて配信できるようになりました。

これにより画像で不足していた情報を動画で補うことが可能に。もしくは複数の画像で情報不足を解消できます。

キャプションで情報を付け足せば良いという考え方もありますが、文字では伝わりにくい部分があります。

さらにビジュアルコンテンツはユーザーに情報をイメージしてもらいやすいので、エンゲージメントが文字だけのコンテンツより高いのです。

複数のビジュアルコンテンツを活用することで、ユーザーのエンゲージメントを引き出すことが期待できます。

複数投稿機能に使えるテクニック

複数写真
実際に複数投稿機能を使って、製品のキャンペーンや企業の認知度アップに使えるテクニックはいくつかあります。

ハウツーコンテンツ

まず複数投稿機能で情報を補完するということを考えると、一番活用されるのがハウツーコンテンツです。1枚の画像では情報不足だった内容を、複数の画像を使用することでわかりやすく情報を伝えます。

料理のレシピを伝えるコンテンツであれば、複数の画像を使うことで料理本の挿絵を再現するようなコンテンツが作れます。またDIYやメイクの方法など工程を説明するときにも複数投稿機能は活躍します。

画像と動画で外観と中身を伝える

画像と動画を使って情報を補完する方法も最近はよく見かけます。

例えば絵本を紹介するときに、まずは表紙の画像を添付します。2番目のコンテンツは動画で絵本の中身をパラパラめくったものを投稿すれば、中身の分からない絵本でも全体的な雰囲気を伝えることができます。

パノラマ画像

パノラマ画像
横長の画像を分割して複数投稿することで、パノラマ画像のように見せる方法もあります。

複数投稿機能はカルーセル表示されるので、左右に画像をスワイプすることで次々に画像が表示されます。

分割した横長のコンテンツを複数投稿すれば、スワイプするだけで迫力のあるパノラマ風コンテンツが作成可能。

元は横長のコンテンツなので、通常のカメラで撮影されたものより1つ1つが大きめに写ります。画像内の被写体を細部まで見てもらうのに適した活用方法です。

最近はスマートホンでパノラマ撮影モードが搭載されたものが増加。

さらにパノラマ撮影機能を搭載したカメラも販売されています。普通の写真では製品や景色の魅力が伝わらない場合、パノラマ画像を使って迫力のあるコンテンツを作ってみてはいかがでしょうか。

複数投稿機能マーケティング事例

マーケティング事例
複数投稿機能が導入されて数ヶ月。すでに多くの企業が複数投稿機能を使ってコンテンツを作成しています。ここからは複数投稿機能を使った企業コンテンツを紹介します。

【事例1】試したことの過程と結果を紹介

ユーザーは自分で試せないこと、試したいけどある程度の結果を知りたいものを検索することがあります。

以前Buzz Feedはスイカに輪ゴムを何周巻けばスイカが割れるかという検証を実施して話題を呼びました。

これはユーザーが試せないけど興味があるものです。試したいけどある程度の結果を知りたいものには、料理やDIY、スポーツのコツなどハウツー系のコンテンツが該当します。

このようにプロセスの過程とどのような結果にたどり着くのか見せるコンテンツはユーザーの興味をそそるのです。
レッドブル
出典 : @redbull:https://instagram.com/p/BRL_3tgB5SL/
レッドブルはスケートボードでジャンプして着陸するまでの過程を複数投稿機能で表現しました。左にスワイプすることでパラパラ漫画のように少しずつ動きを追ったコンテンツを楽しめます。

ちょっとずつ動きが変化する画像を使うことで、パラパラ漫画のようなコンテンツが作成可能。

バスケットボールならロングシュートでボールの軌道を追ったコンテンツを作成すると、迫力のあるコンテンツの出来上がりです。

人がフリスビーを投げて犬がフリスビーをキャッチするまでのコンテンツも作成できます。パラパラ漫画系のコンテンツは様々な業界で応用可能なのです。

始まりから終わりまで画像で表現して、動画を使わずに動きのあるコンテンツでユーザーを楽しませましょう。

出典 : Maximize Social Business:https://maximizesocialbusiness.com/how-to-use-instagram-multiple-photos-and-videos-in-a-creative-way-25550/

【事例2】分割画像をパノラマ風コンテンツに

ソーシャルメディアはモバイル機器で見ることが多いため、見やすい画像の寸法があります。

横長すぎる画像は細部まで確認するときに拡大する必要があり、インスタグラムのコンテンツにあまり向きません。

しかしインスタグラムで見やすい寸法に合わせようとすると、写真の見て欲しい部分に注目してもらえない可能性があります。

そこでおすすめなのが、横長の画像を分割して複数投稿するパノラマ風のコンテンツです。

バイク
出典 : @returnofthecaferacers:https://www.instagram.com/p/BQ59rMPArai/
Return of the Cafe Racerはバイクの画像を分割してパノラマ写真のようなコンテンツを投稿しています。

前述したようにバイクなど横長の製品は、インスタグラムに合う寸法だと細部まで魅力を紹介しにくいものがあります。

パノラマ風のコンテンツにすれば1つの画像に収める部分が広くなるので、細かい部分まで見てもらいやすいことがメリットです。

製品の紹介に使えるパノラマ写真ですが、風景など場所の紹介にも活躍します。

社内や店内、観光地の様子を撮影するときに、インスタグラムで見やすいサイズだと一部分しか写せません。通常はそれだけでも訴求力が高いのですが、スマホなどのパノラマ撮影モードを使ってぐるりと一周した写真を使えば他にはないアプローチができます。

普段見せることができないエリアこそ消費者が気になるポイントです。いつもと違うコンテンツを配信してユーザーにインスタグラムだけで見られるプレミアム感を与えて見てはいかがでしょうか。

出典 : Social Media Today:http://www.socialmediatoday.com/social-business/7-ways-your-brand-can-leverage-multiple-image-posts-instagram

【事例3】画像と動画を有効活用

複数投稿機能は動画と画像を一緒に投稿できるのが特徴の1つです。画像だけではなく動画を加えることで、より多くの情報を届けることができます。

それ以外に画像と動画を一緒に投稿することの利点は、動画を最後まで見ることを億劫に感じる層にアプローチできる点です。

製品の魅力を伝えられる画像をまずは使って、さらに興味を持った層に動画で製品紹介をしましょう。見込み客を獲得できる可能性が高まります。

絵本
出典 : @the.book.report:https://instagram.com/p/BR_td7lgd_m/
最近は絵本を販売する企業が、絵本の表紙の画像と中身をパラパラめくった動画を複数投稿しているのをよく見かけます。

絵本は年齢層によって読みやすい文字量が異なります。オンラインストアで表紙だけ見て購入を決めるのは簡単ではありません。子供の年齢によって難しすぎたり簡単すぎたりする危険性があります。

そこで流行しているのが、表紙の写真と内容をパラパラ見せる動画です。絵本を選ぶときに惹かれるのは表紙の絵柄なので、まずは表紙の画像をつけることがポイント。

表紙に興味を持ったユーザー向けに、内容を見せる動画を添付します。この動画は文字量と挿絵の大きさがわかる速度で早めにパラパラとめくりましょう。絵本購入者の参考になります。

このタイプのコンテンツで他に使えるアイデアは、福袋やお楽しみ袋など中身がランダムで入っている商品です。

袋の画像と福袋の中身を紹介する動画を添付しましょう。だいたいこういうものが入っていると例で1つコンテンツを投稿すると消費者の参考になります。

毎月おすすめ製品を届ける企業にもこの方法はおすすめです。例えば毎月おすすめコスメを届ける企業なら、先月はどういったものを届けたか紹介するコンテンツを投稿してみてはいかがでしょうか。

次に届く製品のネタバレにならず、契約を考えていたユーザーのアクションを促せます。

出典 : Later:https://later.com/blog/instagram-slideshow-posts/

【事例4】操作方法やチュートリアルに活用

キャプションで長文の説明をしなくても、複数投稿機能で複数の画像を使ってわかりやすい説明ができるようになりました。

パソコン上での操作方法ならスクリーンショットを活用して説明が可能。家具の組み立て方なら実際に組み立てているところを写真に撮って説明できます。

bannersnack
出典 : @bannersnack:https://instagram.com/p/BRGo-ilgFMF/
Bannersnackはバナー作成オンラインツールを提供する企業。同社が提供するオンラインツールの登録から使用方法までスクリーンショットを使って説明しています。

スマホの普及でモバイル利用者は急増。インターネットを利用する層が拡大し、ネットの扱い方に慣れていないユーザーが増加しました。

オンラインツールはいままでよりさらに普及していて比較的簡単に使用できるものが多いですが、ライトなネットユーザーにはまだまだ馴染みがないもの。

文字だけの説明では分かりにくいため、画像を使って分かりやすく伝えることがポイントです。

複数投稿機能を使えばインスタグラムユーザーに利用方法を普及できて、顧客獲得のチャンスにつながります。

出典 : Maximize Social Business:https://maximizesocialbusiness.com/how-to-use-instagram-multiple-photos-and-videos-in-a-creative-way-25550/

【事例5】プロジェクトメンバーの紹介

ブログやソーシャルメディアを活用して、企業が自社の考え方を発信することが一般的になりました。企業の取り組みや従業員を紹介するコンテンツを見かけることが多いです。

従業員をフィーチャーすることは、チームの一体感を生む大切な取り組みです。複数投稿機能を使えば複数のプロジェクトのメンバーの紹介や、紹介する人のオンオフの表情を配信できます。

Iconsquare
出典 : @iconsquare:https://instagram.com/p/BQ5qqbFAKd9/
Iconsquareもインスタグラムで自社メンバーを紹介している企業のひとつ。簡単な質問を交えて従業員の紹介を行なっています。

複数投稿された写真は全て1人のメンバーをフィーチャーしたものですが、どれも異なる表情を写して彼女の特徴を捉えています。

従業員をフィーチャーしたコンテンツは会社の雰囲気や働き方が伝わりやいので、求人募集の時期におすすめです。

出典 : Maximize Social Business:https://maximizesocialbusiness.com/how-to-use-instagram-multiple-photos-and-videos-in-a-creative-way-25550/

【まとめ】
instagram複数投稿まとめ

ハウツーや操作説明、メンバー紹介など、かつては長文で更新していたコンテンツをインスタグラムの複数投稿機能で手軽に配信できるようになりました。

ソーシャルメディアは拡散力が高いので、複数投稿機能を活用して紹介したような情報を発信するのがおすすめです。