インスタグラム広告とは?種類・料金・事例のまとめ

instagram

少し前はパソコンから見ることの多かったソーシャルメディアですが、現在はモバイル機器の普及でスマホやタブレットからソーシャルメディアを閲覧する消費者が増加しました。

消費者の多くがスマートホンを利用し始めたことで変わったのは、企業がマーケティングに利用するプラットフォーム。

ウェブサイトや自社ブログから、消費者側も企業側も利用しやすいソーシャルメディアへと活動の場を拡張しています。

消費者のアクションを引き出しやすく企業と消費者の溝を埋めるソーシャルメディアは、企業認知度の増加やキャンペーンの効果を最大限引き出すのに最適です。

スマートフォン

消費者の多くは毎日ソーシャルメディアにアクセスしていて、ソーシャルメディアのフィードを覗くことが習慣化しています。

ソーシャルメディアで製品や企業の情報を発信すると、消費者のルーティーンに入り込むことができるのです。

ソーシャルメディア広告は詳細なターゲティング設定でターゲット層のフィードに広告を表示できるので、ウェブサイトのバナー広告以上の効果が期待できることもあります。

画像特化型プラットフォームのインスタグラムもプラットフォーム内で配信できるインスタグラム広告を提供しています。

配信できる広告の種類が豊富という魅力もありながら、実はインスタグラムアカウントがなくてもインスタグラムで広告が配信できるという特徴も。今回はインスタグラムの種類や特徴、事例などをまとめて紹介します。

インスタグラム広告とは

インスタグラム広告
出典 : Instagram for Business:https://business.instagram.com/advertising

インスタグラム広告とは、その名のとおりインスタグラム上に出稿できるSNS広告。

インスタグラムのフィード上に他コンテンツと同様に自然な形で表示できるとして人気があります。

最近話題の24時間以内でコンテンツが消えるストーリー機能にも広告を表示できるので、導入を考えているマーケターにおすすめしたい広告です。

出典 : Facebookヘルプセンター「Instagram広告の基本」:https://www.facebook.com/business/help/976240832426180

FacebookアカウントがあればOK!インスタグラム広告の利用方法

インスタグラム広告の特徴的なところは、インスタグラムのアカウントがなくても広告の出稿が可能なところです。

インスタグラム広告を作成するときは、Facebookから利用できる「広告制作」か「パワーエディタ」を使います。

Facebookのアカウントさえあればインスタグラムに広告が出稿できるので、インスタグラムにアカウントを開設していないという企業でもインスタグラムに広告が出稿できるのです。

広告出稿の際に、インスタグラムアカウントがあればフォロワーの情報からターゲティング設定ができます。

Facebookのアカウントしか持っていない場合でも、Facebookのオーディエンスからターゲティング設定が可能。

インスタグラムのアカウントを持っていなくてもターゲティング設定が利用できます。

インスタグラムはFacebook傘下なので連携できる点が多いところがメリットです。

Facebookマーケティングしか取り入れていないという企業も、インスタグラム広告に挑戦できます。

キャンペーンのターゲット層が合うようであれば、検討してみてはいかがでしょうか。

セルフサーブ型広告で柔軟な予算設定!インスタグラム広告の料金

広告料金
アメリカでサービスを開始したインスタグラム広告が日本に上陸したのは2015年5月。

広告提供を開始したばかりのころは厳しい審査を通過した一部の企業のみが利用できたため、少し敷居の高いイメージがありました。

しかしサービスの開始からしばらくたった2015年10月、インスタグラム広告はセルフサーブ型広告となり幅広いユーザーが利用できるようになります。

セルフサーブ型広告とは広告の配信期間や好みの予算を設定して、設定した条件の中で広告を配信するシステム。用意できる予算内で広告を出稿できるため、低価格での広告利用を可能にしています。

セルフサーブ型広告導入前は最低出稿額が数百万円と言われていましたが、現在は予算の設定次第で1,000円からの広告利用も可能に。

大企業だけでなくスモールビジネスや、短期間で予算の少ないキャンペーンにも対応しやすくなりました。

利用料金の設定は「予算設定」と「課金方法」で

インスタグラム広告では、課金方法を設定して予算を消費していきます。キャンペーンの目的に合わせた課金方法が設定できる点もポイントです。

CPM

CPMはCost Per Milleの略で。インプレッション数によって料金が発生します。

インスタグラム広告でのインプレッションは、広告がユーザーのフィードに表示された回数を示します。

フィードに広告が1,000回表示されるごとに広告費が発生。とにかく多くの人に広告を目にしてもらいたいときにおすすめの課金方法です。

CPC

CPCはCost Per Clickの略。広告がクリックされることによって料金が発生します。

インスタグラム広告はキャンペーンサイトやアプリのダウンロードサイトに誘導するリンクを掲載できます。

キャンペーンの目標がウェブサイトへの誘導やダウンロードサイトの閲覧の場合に効果を発揮する課金方法です。

CPI

CPIはCost Per Installの略。アプリがインストールされることによって料金が発生します。

この課金方法は、キャンペーンの目的がアプリのダウンロードの場合に有利。

広告の閲覧だけではなく、実際にユーザーへアクションを起こして欲しいときに使えます。

動画の再生時間

動画の再生時間によって料金が発生する課金方法も選択可能です。

合計10秒以上の再生数または、動画がほぼ再生されると料金が発生します。

広告に動画を掲載している場合は動画の内容をある程度みてもらうことが重要なので、取り入れたい課金方法です。

利用できるインスタグラム広告は4種類

インスタグラムで利用できる広告は4種類あります。

それぞれ指定できるファイルや数が異なるので、キャンペーンのアプローチ方法に合ったインスタグラム広告を選択しましょう。

画像広告

インスタグラム画像広告
出典 : Facebook ads guide:https://www.facebook.com/business/ads-guide/brand-awareness/instagram-photo/
画像広告は1枚の画像を添付して出稿できる広告。広告のパターンは正方形・縦長の長方形・横長の長方形の3種類から選べます。

広告にはリンクを掲載できるので、キャンペーン用のウェブサイトやアプリダウンロードサイトに活用する企業が多いです。

動画広告

インスタグラム動画広告
出典 : Facebook ads guide:https://www.facebook.com/business/ads-guide/brand-awareness/instagram-video/
最大で30秒の動画を添付できる動画広告。動画のフォーマットによって正方形か長方形で表示できます。

こちらの広告にもリンクを掲載可能。アプリの動画を流してアプリダウンロードサイトに誘導している広告をよく見かけます。

カルーセル広告

インスタグラムカルーセル広告
出典 : Facebook ads guide:https://www.facebook.com/business/ads-guide/brand-awareness/instagram-carousel/?toggle0=%E5%86%99%E7%9C%9F
カルーセル広告は複数の画像を添付できる出稿方法。左右にスワイプすることで次の画像を表示できます。

カルーセル表示は最近インスタグラムの通常コンテンツに導入された「複数投稿」でも使用されている表示方法。

複数の画像を表示させることでよりキャンペーンの魅力を伝えやすくなります。

Instagram Stories広告

インスタグラムストーリーズ広告
出典 : Facebookヘルプセンター「Instagram広告の基本」:https://www.facebook.com/business/help/976240832426180
Instagram Stories広告は、インスタグラムのストーリー機能に表示できる広告。最大15秒の動画をフルサイズで表示できます。

フィルター機能なども搭載されて人気の高いInstagram Stories。利用者が増えたことから、広告を出稿するメリットも増加しています。

インスタグラム広告の事例4選

実際にインスタグラムに広告を出稿している企業は、どのようにインスタグラム広告を活用しているのでしょうか。上手にインスタグラム広告を使用している事例を紹介します。

ニューヨークタイムズのクロスワードパズル広告

インスタグラム広告は、iOS端末とAndroid端末でインスタグラムのアプリを利用しているユーザーに表示されます。

そのため広告を見てアプリや製品を気に入れば、そのままモバイル機器を通してアプリのダウンロードやネットショップから製品を購入するということも考えられます。

インスタグラム広告にはユーザーのアクションを促すアイデアが求められるのです。

インスタグラム広告
出典 : @nytimes :https://www.instagram.com/nytimes/

ニューヨークタイムズはユーザーからアクションを引き出すために、インスタグラム広告にパズルを導入してユーザーが楽しめる広告を表示しました。

ニューヨークタイムズが配信したのはクロスワードパズルが載っている広告。

同社が配信するクロスワードパズルを遊べるアプリのキャンペーン広告で実際にクロスワードパズルを1問ずつ配信しました。

この広告に掲載された問題は90年代に放送された人気アニメを当てる問題。

特定の世代には懐かしい問題で、いいねやコメントを集めました。

インスタグラム広告は通常コンテンツのように「いいね」や「コメント」を押すことができるので、ユーザーのアクションを引き出せればインスタグラム上の露出度増加に役立ちます。ユーザーがアクションしたくなる仕掛けがポイントです。

出典 : Hubspot:https://blog.hubspot.com/marketing/instagram-ads-we-love#sm.0002afjkq12mhe4nsaz16b7a10qvx

蛇口メーカーMoenのストーリーズ広告

製品を知って持ってもらうには広告の画像や動画でユーザーに興味を持ってもらうことが有効です。

今まで知らなかった製品や企業でも動画や画像の面白さから存在を知り、定期的に製品を購入する顧客になることも珍しくありません。

インスタグラムストーリーズ広告
出典 : @moeninc :https://www.instagram.com/moeninc/

アメリカの蛇口メーカーMoenはインスタグラムのストーリー機能に広告を出稿しました。

広告は素敵な水場のイラストが実写に変わるという動きのある動画を使っています。イラストの蝶々が実写になって飛んでいくシーンも印象的です。(同社のストーリー広告は参照のSocial Media Todayから閲覧できます)

蛇口メーカーと言えば、固いイメージがありインスタグラムユーザー向けではない印象を受けます。

しかし同社は印象的でおしゃれな広告を作ることで、若い世代にも蛇口メーカーの存在をアピールしました。

同社が印象的な動画の作成に利用したのは、OlapicのContent in Motionツール。Olapicはインスタグラムに最適な画像を使って動画を作成することで有名な企業です。

Moenはインスタグラムの広告作成に長けている企業を利用することで、インスタグラム上で存在感をアップしました。

こういったサイトを利用するとマーケティングチームの作業負担を軽減できます。インスタグラムにぴったりなコンテンツ選びは、広告の効果を最大限引き出すのに重要です。

出典 : Socaial Media Today:http://www.socialmediatoday.com/social-business/3-examples-instagram-stories-ads-and-potential-stories-marketing
出典 : Olapic:https://www.olapic.com/

新店舗の道案内に広告を利用

インスタグラム広告
出典 : @bfreshmarket :https://www.instagram.com/bfreshmarket/

食料品店のbfreshはインスタグラムで画像広告を配信して新店舗を紹介するキャンペーンを実施。

新店舗の外観を写真で投稿し、住所をキャプションに記載しました。

同社はこれだけではなく目的地の住所のリンクを掲載。スマートホンユーザーがすぐに地図を広げてアクセスできるように工夫しました。

ンスタグラム広告は住んでいる地域を限定して広告を表示できるので、新店舗アクセス圏内のターゲット層へ的確にアプローチできます。

インスタグラム広告にはウェブサイトやアプリダウンロードページへのリンクを掲載できます。

イベント開催を知らせる広告を出稿するときは、バスや電車のアクセスを見込んで「アクセスページ」のリンクを掲載することも可能。工夫次第で様々なキャンペーンの告知に活用できます。

出典 : Hubspot:https://blog.hubspot.com/marketing/instagram-ads-we-love#sm.0002afjkq12mhe4nsaz16b7a10qvx

IKEAのDIY指南カルーセル広告

カルーセル広告は複数の画像を添付できるため、レシピやDIY、サイトへの登録方法などの説明に便利です。

たくさんの情報を伝えたい場合は、複数の画像を使って分割して説明するのがおすすめです。

インスタグラム広告
出典 : @ikeauk:https://www.instagram.com/ikeauk/

家具メーカーIKEAはカルーセル広告を活用して、ドライフラワーを使ったDIY情報を配信しました。

画像を使って丁寧にドライプラントやドライフラワーを作る様子は、DIYに興味があるターゲット層を引き付けます。

広告を見てくれた見込み客には、他のコンテンツを見てもらうために外部リンクの掲載も忘れません。

質の高い情報を発信することで有力な見込み客を獲得。定期的に製品を購入してくれる顧客を確実に引き付けるのに役立てました。

カルーセル広告の利点は多くの情報を伝えられることです。

複数の画像が投稿できることを利用して、ネットショップで購入できるセール品をカタログのように見せる企業もいます。

ハウツーコンテンツのような広告の配信にも向いているので使いやすいところがメリットです。

出典 : OMETORIA:https://www.ometria.com/blog/instagram-ads-that-make-you-click

【まとめ】
インスタグラム広告は詳細なターゲット設定ができて柔軟な予算設定が可能な広告です。

セルフサーブ型広告になってからは、大手企業からスモールビジネスまで使いやすい広告へと変わりました。

どんどん人気が上昇しているストーリー内にも広告を出稿できるので、ぜひ一度広告の出稿を検討してみてください。