飲食店を経営されている方、LINEを登録し集客のツールとして利用はされていますか?
LINEと言えば2016年より更にユーザー数を伸ばし、2019年の現在では、国内の月間アクティブユーザー数が8,000万人以上と国民の7割近くもの方が利用している人気のツールです。
更に、デイリーアクティブユーザー率は2017年には70.8%だったのですが、2019年現在は、86%と非常に高い水準をキープし続け、日本で最も流行っているSNSアプリと言えます。
LINEはチャットツールだけでなく様々な機能が追加され、ニュースの配信サービス「LINE NEWS」やライブ配信を主とした「LINE LIVE」などのサービスも定着し、これらのサービスも利用者数が順調に伸びている状態にあります。
また、LINEのサービスには、「LINE@」という機能があり、これを上手に使いこなすことで集客を集めることができるのです。
そこで今回は、飲食店の集客に使える「LINE@」の概要と、実際に「LINE@」を使い集客や売上を伸ばした成功事例を紹介していきます。
また、Instagramも世界中で人気のあるSNS。そのインスタを活用して集客に結びつけた成功事例も「インスタグラムは集客に向いている!成功事例から学び上手に活用」の記事で紹介しているので合わせて確認してみてくださいね。
目次
飲食店の集客に使える「LINE@」とは?

飲食店に限らず、美容院など店舗型のビジネスを展開しているのであれば「LINE@」は強力な集客ツールとなります。
スマートフォン所有率は日本国内で82.2%にまで躍進し、それに対してLINE利用者数は8,000万人以上とスマホを持っている方のほとんどの方が利用しているSNSです。
「LINE@」はLINEのプラットフォームを活用してビジネスに利用することができるので、飲食店などの店舗型ビジネスを行なっているのであれば、アカウントを作成し使うべきツールと言えます。
LINE@の活用法は、
・メルマガとして使える
・ブログ・サイトとして使える
・問合せなど窓口として使える
・アンケートを取ることができる
・クーポンの発行が可能
・ユーザーの動向を確認できる
このようなことが、LINE@1つで行なえるので、飲食業界などのマーケティングに適しているのです。
メルマガとして使える
メルマガと言えば、すでに10年以上使われている集客・顧客獲得などに使われる方法・サービスです。
LINE@は、このメルマガのように、更にはTwitter的に使うことができ、友達になったユーザーに対してお知らせなどの情報を一斉配信することができます。
プラン別に送信できる件数は変わってきますが、無料プランの場合でもターゲットリーチ数×吹き出し数で月1,000通、タイムラインの投稿も月に4通まで送ることができます。
ブログ・サイトとして使える
LINE@も、LINEの通常機能にある、タイムラインを使い新着情報などを投稿することができます。もちろんスタンプの利用も可能です。
一番の特徴は、LINE@を使うと1つのアカウントの対して複数の管理者を設定することができます。
複数のスタッフでタイムライン上にお得な情報などをタイムラインに載せ告知ができ、公式ブログ感覚で集客を集め運用することができます。
問合せなど窓口として使える
LINE@には、「LINEお店トーク」といった機能があります。
この機能を使うことで、ユーザーとの1対1のトークができ、予約などの問合せ窓口として利用することもできます。
さらに、予め決めておいたメッセージを自動で配信する「自動メッセージ機能」もあります。
アンケートを取ることができる
LINE@の「リサーチページ」では、友だちに追加されたユーザーに対して、アンケートや人気投票をとる機能があります。
どんな食べ物やドリンクが好きか、お店の利用は何時ごろが多いかなど分析するツールとしても使えます。
その結果から何時ごろは人員を増やしたらいいかなどお店の管理にも役立つツールと言えます。
クーポンの発行が可能
LINE@には、「PRページ」があります。
ここでは、クーポンの発行、電話番号へのリンクの設置、動画の掲載などが行なえます。
お店の集客繋がるようなお得なクーポンを発行してみましょう。思った以上の集客効果が期待できるはずです。
ユーザーの動向を確認できる
LINE@の「統計情報」機能を使うことで、友だち追加の数やブロック数の変化などの推移を確認することができます。
また、クーポンやメッセージ、タイムラインの反応度も確認できるので、今後の情報配信の参考となります。
LINE@の料金プラン

LINE@は、基本無料です。
プラン別に分かれており、無料の「フリー」から「ベーシック」、「プロ」の3種類の料金プランがあります。
プラン別内容は以下の表のとおりです。
- フリー・・・月 0円
- ベーシック・・・月 5,400円(税込)
- プロ・・・月 21,600円(税込)
この中でも、「プロ」の機能にある、「友だちの属性表示」、「ターゲティングメッセージ」は集客効果が非常に高いです。
その為、「プロ」のプランの月額だけ高いのですが、確かな効果が期待できます。
「友だちの属性表示」で性別や年齢を確認することができ、「ターゲティングメッセージ」は、友だちの属性に応じてメッセージを配信することができるのです。
例を挙げるなら、女性より男性のが多く飲むので、男性の方にだけビール割引クーポンを配信するなどが可能なのです。
LINE@を活用した飲食店の成功事例

【成功事例】 大手焼肉チェーン「安楽亭 七輪房」
味や素材、おもてなしにこだわった至福の時を提供する安楽亭グループの炭火焼肉「七輪房」。
LINE@導入で反響はメルマガの10~20倍!月間売上が600万円アップしたそうです。
– LINE@を活用した施策 –
最初から有料プランにしていたため、リッチメッセージが利用できました。メルマガでは文字のみで訴求するため、反響率が0.1%だったのに対し、全く同じ内容をLINE@の「文字+画像」で訴求したところ、平均で1.6%の反響がありました。反響というのは、お客さまが来店してクーポンを利用してくださった数字になります。販促の内容にもよりますが、大体1~2%あると思います。
特に反響の良かった施策は、「人気のお肉 TOP5半額」、「食べ放題全コースの割引」、「乾杯ドリンク無料」という3つのキャンペーンです。七輪房全店の売上が月に600万円程上昇しました。
【成功事例】 居酒屋「四十八漁場」
鮮度の高い魚と日本酒を提供している居酒屋「四十八漁場」は、導入後1ヵ月で100万円売上が増加!
– LINE@を活用した施策 –
導入後、1ヵ月で100万円売上が増加しました。クーポンを毎週配信するなどの施策で友だち数が増え、認知度も上がってきていることを数値で実感しています。
クリームチーズの醤油漬け、おつまみ3品盛りなど小つまみ系の小皿プレゼントを交互に配信しました。1月は友だち数500人くらいに対し55組使用、2月はさらに増え、友だち数800人くらいで79組使用されました。クーポン使用率は有効友だちに対して5.5%となっており、特におつまみ3品盛りは開封数・使用数共に最も多く、反応がとても良かったです。
【成功事例】 回転寿司チェーン「かっぱ寿司」
全国に約340店舗を構え、こだわりのお寿司はもちろんサイドメニューも人気の、大手回転寿司チェーン「かっぱ寿司」。
– LINE@を活用した施策 –
10%OFFクーポンなどが人気で、土日に利用されるお客さまが多いため土曜日に使えるクーポンは特に人気が高いです。年始に土曜日限定のクーポンを配信したところ、今までにない反応があり驚きました。
また、LINE@の友だち数はまだメルマガの会員数の半分くらいなのですが、同じクーポンを配信してもクーポン使用率はLINE@の方が約2倍でした。
【成功事例】 ラーメン店「麺屋 むげん」
ガゴメ昆布を練り込んだつるつるモチモチの朝打ち自家製麺「海藻麺」と千葉県産の食材にこだわった「千産千消」のらーめんを提供する「麺屋 むげん」。
– LINE@を導入してみて –
配信に対する反応が、かなりありますね。1回配信すると、1日10人位は「LINE@を見て来た」というお客さまがいらっしゃいます。
LINE@を始めてから売り上げは前年比140%にまで伸びており、HPや食べログを始めた時同様、インターネットを使った集客の効果の大きさを感じています。
このように既に多くの飲食店でLINE@を導入し、確実に収益・集客アップにつなげています。
まとめ

いかがでしたか?
今回は、飲食店の集客に使える「LINE@」の概要と、実際に「LINE@」を使い集客や売上を伸ばした成功事例を紹介してきました。
LINEは日本のスマホユーザーの9割近くが使っている人気No1のSNSです。
飲食店などの店舗型ビジネスを行なっているのであれば、このLINEが提供する「LINE@」で確実に収益につなげることができます。
LINEは今後もサービスを拡大し日本人に愛されるサービスとして使われていくこと間違いなしのツールです。
是非この記事を参考にし、ビジネスに「LINE@」を取り入れてみて下さい。
また、Instagramを活用して集客に結びつけた成功事例も「インスタグラムは集客に向いている!成功事例から学び上手に活用」の記事で紹介しているので気になる方はチェックしてみて下さいね。