ソーシャルメディアのマーケティングで使えるコンテスト事例

sns contest

ソーシャルメディアは「いいね」や「共有」といったアクションを起こす機能があり、ユーザーとの交流に最適です。ユーザーと交流することはファンの獲得や企業認知度の向上に役立つので、ソーシャルメディアマーケティングを取り入れる企業が増えています。

ソーシャルメディアマーケティングの悩みのタネは、どういったコンテンツを作成するかということ。通常投稿コンテンツのコンセプトを明確にすることに加えて、ときには特別な企画を考えて多くのユーザーにアプローチすることが大切です。

後ほど事例を引用して紹介もしますが、この特別な企画としてよく取り入れられているのが、ユーザー参加型のコンテスト。コンテンツに「いいね」をすることでコンテストに参加できるものや、クイズコンテスト、お題に沿った写真コンテストなどです。
sns

コンテストはユーザーの行動を促すので、ユーザーのフォロワーからフォロワーへコンテンツの露出度増加が期待できます。製品や企業を多くの人に知ってもらいたいときに、とても効果的なマーケティングテクニックです。

今回はコンテストの種類と運用ポイント、実際に開催されたコンテストの事例を紹介するので、コンテスト運用の参考にしてください。

インスタの人気投稿に手っ取り早く入りたい場合はこちらのサービスも参考にどうぞ!

https://tagrobo.jp/

キャンペーン用のコンテストの種類

campaign
ソーシャルメディアで開催されるコンテストは、1つだけではなく様々な種類があります。ここでは大きく分けて3種類のコンテストを紹介します。

クイズコンテスト

最初に紹介するのは、クイズを出して正解したユーザーに抽選でプレゼントを贈る「クイズコンテスト」です。。このクイズコンテストでは、プレゼントする製品や企業に関するクイズが多く出題されます。

イベントに関連したキャンペーンを行う場合は、クリスマスやバレンタインデーなど関連するイベントにまつわるクイズが選ばれることもあります。キャンペーンの種類によって設定するクイズを選びましょう。

製品や企業に関するクイズはファン心をくすぐるため、ファンと企業の絆を深めるのに役立ちます。

写真コンテスト

お題に沿った写真を募集して優秀者を選出するのが「写真コンテスト」です。主に新製品を発売するときに新製品をお題にした写真を募集して、製品の露出度増加のために活用されます。

写真コンテストは企業や製品に関連する画像が増加するので、認知度増加には打ってつけのコンテストです。

大喜利系のコンテスト

最後に紹介するのは「大喜利系のコンテスト」。このタイプのコンテストは指定されたお題にユーザーが回答して、ぴったりなものや面白いものを選ぶユーザー参加型コンテンツです。イベントや製品に関するお題を出せるので、柔軟性がありユーザーのストーリーを共有できます。

例えばクリスマスシーズンにこのコンテストを活用するなら「クリスマスに贈った中で一番変わったプレゼントは?」や「クリスマスに家族と過ごしたエピソード」などをお題として出せます。このようにキャンペーンやアピールしたい製品・サービスによって、柔軟に消費者のストーリーを引き出せるのが大喜利系コンテストの魅力です。

コンテスト運用のポイント

運用のポイント
ソーシャルメディアでコンテストを運用するときは、できるだけ多くの人に参加してもらい、かつマーケターがコンテストの管理をしやすい環境にすることが大切です。

この過程をしっかり考えておくことで、応募がたくさん集まっても応募者をまとめやすくなるので、キャンペーンを円滑に進行できます。ここでは重要なポイントを2つ紹介します。

コンテスト用のハッシュタグを作る

コンテストを開催すると、コンテスト応募のために関連コンテンツがたくさん作成されることが予想できます。例えば写真コンテストを開催するまら、応募者は自身のアカウントに応募用の写真を投稿するかと思います。

企業のアカウントタグ付けして応募するように依頼するだけだと、コンテスト用のコンテンツと他のコンテンツの管理が難しいです。そこで忘れずにしておきたいのが、コンテスト用のハッシュタグを作って応募用のコンテンツはそのハッシュタグを付けて投稿するように促すこと。

コンテスト用のハッシュタグを作ることで、コンテスト応募用のコンテンツの管理と抽選がしやすくなります。多くのユーザーがコンテストに言及しやすくなるので、コンテストの認知度増加にも貢献します。

画像でコンテストを分かりやすくまとめる

特にFacebook、Twitterなど文字だけのコンテンツを投稿できる主要なソーシャルメディアでは、多くのコンテンツがフィードに流れてきます。そのためキャプションだけのコンテンツを集中してみるユーザーは多くなく、画像や動画を使用していないとコンテストが見逃されてしまう可能性があるのです。

確実にコンテストの告知をするには、画像を使ってコンテストを分かりやすく伝えましょう。コンテストのタイトルを画像に記載したり、プレゼントするものの写真をつかったりと、ユーザーの興味を引く工夫をするのが大切です。画像は文字だけのコンテンツよりも目立つため、コンテストの告知をするコンテンツには必ず画像をつけましょう。

コンテスト開催例4選

いままで数多くの企業がソーシャルメディアでコンテストを開催し、多くのユーザーにアプローチしてきました。写真コンテストとクイズコンテスト、大喜利系のコンテスト以外にも多くのコンテストがあります。今回は4つの例を紹介します。

① スターバックスの#RedCupContest

starbucks
出典 : @starbucks (Instagram):https://www.instagram.com/p/BOQDIh0Be6S/
2015年冬、スターバックスはInstagramでレッドカップキャンペーンを開始しました。このキャンペーンはスターバックスが冬に販売する赤いコーヒーカップをキャンバスに見立てて、消費者からカップのデザインを募集するというもの。優秀なデザインは実際にスターバックスのカップに印刷されて販売されました。

このキャンペーンは人気を博し、2016年もキャンペーンの第2弾が実施されたほどです。多くのユーザーがカップのデザインを楽しみ、一つ一つが素晴らしいデザインだったのでキャンペーン中はスターバックスの話題がInstagramにあふれました。

このキャンペーンで多くのデザインを集めることに貢献したポイントは、スターバックスアカウントで応募者の作品をピックアップしたこと。キャンペーンの応募方法は、#RedCupContestというタグを付けてオリジナルデザインをInstagramに投稿するだけです。

主催者であるスターバックスアカウントは、キャンペーン中に応募作品の中から優秀なデザインを選んで紹介しました。参加作品を取り上げることで参加者のやる気を増長し、新しい参加者を増やすことに役立ちます。

さらにカップに手描きでデザインを描くという手軽さも多くの参加者を集めることに貢献しました。特別なペイントツールや道具を使ってデザインをする場合、参加者が制限されてしまいます。しかしスターバックスが提案したコンテストはカップにペンで直接デザインを描くものだったため、子供からお年寄りまで多くの人が挑戦することを可能にしました。

幅広い層に親しまれている製品に関するコンテストなら、できるだけ多くの人が参加できる内容にすることをおすすめします。
出典 : wishpond:http://blog.wishpond.com/post/115675437333/photo-contest-ideas

② Tailgate Alaskaの投票コンテスト

tailgatealaska
出典 : Tailgate Alaska:https://www.wishpond.com/lp/506882/
この例で紹介するのは、Tailgate Alaskaの募集したデザインからファンの人気投票で当選デザインを選出する「投票コンテスト」。こちらは写真コンテストに投票要素を加えた応用版のコンテストです。

先ほど紹介したスターバックスのレッドカップキャンペーンは、ファンからデザインを募集して主催者のスターバックスが優秀なデザインを決定しました。しかしTailgate Alaskaの写真コンテストの優秀者の決定権は画面の前のユーザーにあります。集まったデザインから投票の多かった上位3つを選ぶキャンペーンを実施したのです。

全ての人が素敵なデザインを思いつくわけではないので、デザインを考えて応募するコンテストは参加者が限られます。しかしTailgate Alaskaは投票要素を加えることで参加可能ユーザーの規模を拡大。多くのユーザーを巻き込んだコンテストへと変えました。

せっかくコンテストを開催するなら多くの人の目に留まって、できるだけたくさんの人が関われるコンテストを開催したいですよね。参加方法が参加者を限定するものだと、作品の創造性は高まるものの関われるユーザーが減り、コンテスト自体あまり盛り上がらずに終わってしまう可能性もあります。

スターバックスのレッドカップキャンペーンはコーヒーカップに直接デザインを描くものだったので、幅広い層の参加を促せました。しかしTailgate Alaskaのキャンペーンはパソコンでスノーボードのデザインを募集するものです。パソコンを使用してデザインができる人など参加できる層が限れると予想できるので、このような場合は投票要素などを加えることでコンテストに関われる人を増やしましょう。
出典 : wishpond:http://blog.wishpond.com/post/115675437333/photo-contest-ideas

③ Harper’s BAZAARのコーディネート写真コンテスト

写真コンテスト開催のときにテーマになるのは、どんな「お題」を出して写真を募集するかということです。スターバックスのレッドカップキャンペーンのように、自社製品に関するお題やプレゼントに関するお題が注目を集めます。

harpersbazaarus
出典 : @harpersbazaarus (Instagram):https://www.instagram.com/p/0YE46GQ3QI/
女性誌「ハーパーズ バザー」は同社のInstagramアカウントでコーディネート写真を募集するコンテストを開催しました。プレゼントにはトレンドのバケツバッグ3つが用意されていて、プレゼント応募者は所持しているバッグを使ったコーディネート写真を投稿して応募する必要があります。雑誌編集者が優秀者を3人選出して、当選者にバケツバッグをプレゼントします。

このキャンペーン参加者は、まず@harpersbazaarusをフォローして、ハッシュタグ#sbzlovesmgと#contestを使ってコーディネート写真を投稿します。参加者から多くのコーディネート写真を集めることに成功しました。

キャンペーンのポイントは、オーディエンスが見たいと感じる写真を集めたことです。女性誌の中では街角のファッションチェックなど、芸能人だけでなく一般の人のコーディネートを紹介するページは人気があります。Instagram上でたくさんのコーディネートを募集することで、写真を投稿してコンテストに参加したユーザーだけではなく、写真を見ているオーディエンスも楽しませることに成功しました。

写真コンテストはオーディエンスと楽しめる「お題」を考えることが重要です。
出典 : agora pluse:https://www.agorapulse.com/blog/instagram-contest-best-practices

④ Township Mobileの再投稿コンテスト

FacebookやTwitterは共有ボタンがあり、元となるコンテンツをそのままフォロワーにシェアできます。これはコンテストの開催や企業・製品に関する認知度を増加できるので欠かせない機能です。残念ながらInstagramに共有ボタンは存在しないため、コンテスト開催を伝えるコンテンツをユーザーに共有してもらえないのが難点です。

townshipmobile
出典 : @township_mobile (Instagram):https://www.instagram.com/p/BS_ZmAwlukh/
アプリ開発会社「Township Mobile」は、共有ボタンが使えないInstagramで「再投稿コンテスト」を開催しました。このコンテストは同社がコンテスト開催を伝える画像を、ユーザーのアカウントを通してそのまま投稿してもらうコンテスト。再投稿してくれた参加者の中から抽選でオリジナルTシャツが贈られます。

コンテスト参加方法はTownship MobileのInstagramアカウントをフォローし、コンテスト用のハッシュタグを付けてコンテストの告知画像を再投稿するだけ。コンテストの告知画像にはコンテストの内容や参加方法が詳しく記載されているため、再投稿してくれたユーザーのフォロワーにコンテストの存在を知らせるのに役立ちます。画像を保存して投稿するのは難しい作業ではないため、コンテスト開催からわずか13時間で8,766件のいいねを獲得し、多くのユーザーの興味を引きました。

Instagramで認知度増加を目標にしている場合は、再投稿コンテストを取り入れてみてはいかがでしょうか。

SNSのマーケティングで使えるコンテスト事例まとめ

コンテストは企業や製品の認知度増加と、消費者との交流に役立つコンテンツです。コンテストを開催することで製品の魅力や製品を使用している消費者のストーリーを引き出すことに役立ちます。

再投稿コンテストや投票コンテストなど、プラットフォームを活かしたコンテストが多数存在するので、開催するプラットフォームやキャンペーンによって開催できるコンテストの選択肢が広がります。

特に写真を使ったコンテストは製品の魅力や使用者の様子をダイレクトにアピールできるインパクトのあるアプローチです。紹介した例などを参考にぜひ取り入れてみてください。